あねごんの気の向くままに

あねごん(Twitterではぐっぴぃ)の気が向くままに綴るBlog的なもの

遙かなる時空の中で3 三度プレー中…

このところ、またまた遙か3をプレーしなおしてるのですが、他人のルートでの九郎さんもいい。1、2回プレーしたら飽きるかな〜とか思ったんですが、なかなか楽しいです。ということで、プレイしてて思ったこととか、つらつらと…。

  • 青龍について

天の青龍・有川将臣
 主人公の幼馴染。主人公と弟と共に時空に飛ばされた時、主人公よりも3年前の時空に飛ばされ、 平清盛に保護される。
 風貌が清盛の亡き息子、平重盛の若い頃に似ていたため、清盛の客人となる。
 大胆で前向きな性格の為、清盛の死後、平家が都を追われ、辛い逃亡生活を共に過ごす内に、「まるで小松内府さまが生まれ変わったようだ」と平家の人の人望を集め、おまけに怨霊として蘇った清盛が、将臣=重盛と思い込んでしまったため「還内府」として認識されるように…。
 衣装が赤基調だし、蝶紋だし、平家絡みと思ってはいたものの、将臣=還内府と知ったときは、本当にびっくりした。
 恋愛については、まるで和風ロミオとジュリエットを見ているよう。
 「将臣君!どうしてあなたは平家なの?」(そんな台詞はない)
 しかし、将臣は月に愛を誓ってくれるわけでも、平家を捨ててくれるわけでもありません。本当のロミジュリとは偉い違いです。
 屋島の戦いの後の、昔に戻れないのかな? 無理だ、お互いいろんな物背負い込みすぎた…、の会話が一番ジーンときました。
 後は、敵との恋に悩む主人公を、「お茶でも飲まない?」とさりげなく気遣ってくれる黒龍の神子、朔の優しさに思わず涙…。あんた、めっちゃいい子や。
 ラストは、怨霊清盛を丸呑みにしたダキニテンを倒し、平家は、源氏から落ち延びて、どうやら南国リゾート地で生きていくらしいです。源氏の神子として戦った主人公も、平家と一緒に南国リゾートで生きていくらしい。
 先日の修善寺旅行の所為か、九郎さん、このED後、絶対謀殺されると思います。

地の青龍・源九郎義経
 ご存知、判官びいきの語源になった、源義経。しかし、パラレル世界ですから、いろいろ違います。
 背は高いし、髪の毛めちゃくちゃ長いし、天パだし、怨霊倒して勝鬨上げるし…。何よりも、静御前は一切出てきません。
 言葉使いは悪いけど、正義感が強くて、馬鹿正直で、一途に兄上の為、源氏の為に頑張ります。
 しかし、一ノ谷の戦い後、後白河法皇より官位を授かったことで、捕らえられ、主人公たちが九郎の代わりに腰越状を持って、鎌倉に無実を訴えに行っている間にあっけなく処刑…。
 他のキャラの死にネタが、結構お涙頂戴的なのに、本当にあっさりと処刑されたと事実が伝えられるのみなので、ファーストプレイ時はショックで、コントローラ持って1分ほど呆然と固まっていました。俄然、運命変えたるもんね!と燃えた瞬間でもありました。
 恋愛イベントは少女漫画的で、遙か3の中では一番好きですね。出会いは最悪、いきなり口喧嘩から始まってましたから。それが、一緒に戦っているうちに、命を預けられる仲間になり、ふとしたきっかけで、主人公は九郎への思いに気づき、どう接していいのかわからなくなり…。九郎も九郎で、一軍の将として、決して人に気取られさせなかった、頼朝に対する不安を主人公にだけは打ち明け、お互いが想い合ってるのに、本人同士だけがどうやら気づいていないシチュエーションにも萌え。
 壇ノ浦の戦い後、還内府こと、将臣を逃がした咎で反逆者として捕らえられた九郎。主人公もまた、頼朝の興味の為に別々に捕らえられ、頼朝の命で鎌倉の為に舞を舞わされるのですが、九郎への想いを伝える舞を舞い(静御前の舞ですな)、頼朝の逆鱗に触れ、殺されそうになったとき、単身で主人公を助けに現れる九郎。しかも、主人公の為に、あれだけ執着していた源氏をあっさりと捨てます。
 一番最初の絆の関である許婚イベント(後白河法皇に主人公が召抱えられそうになったので、九郎さんが咄嗟に「許婚なので譲れません」と宣言したイベント)が、いろんなところでネタになってておもしろかったです。九郎自身が「許婚だろ?」と振る時は、ぜんぜん余裕かましてるのに、主人公や赤の他人に「許婚」と振られると、真っ赤になって照れて慌てるのがツボ。そして、これがエンディングにまで伏線になってるんですよね。
 史実の義経が、どんどん不幸になっていくのを知っているので、こっちの九郎さんは是非、幸せになってほしいなと。でも、現代来たら、驚く事ばっかりだろうな…。

 青龍二人攻略して思うのは、この二人っていろんなところで対比させてる気がします。
 平家と源氏、現代人とパラレル世界人は言うまでもなく、兄弟関係とか(仲が良い/確執のある)、それぞれのトップのあり方とか(清盛に全面的に信頼を得ている/頼朝には信頼されず一度の失敗で命まで失う)、「家」への思いの変化とか(平家など本当は関係なかったのに平家を捨てられず/源氏の為だけに生きてきたのに源氏を捨てる)、主人公に自分の世界を捨てさせるかと思えば、もう一方は主人公と共にいる為に自分の世界を捨てるとか…。
   結構、正当派ヒーローとか好きなので、青龍コンビのストーリー展開は面白かったです。