あねごんの気の向くままに

あねごん(Twitterではぐっぴぃ)の気が向くままに綴るBlog的なもの

 江戸東京博物館 特別展「龍馬伝」

 両国の江戸東京博物館で6/6までだったのを思い出して、慌てて行ってきました。最初の3日間限定で龍馬の湿板写真の原板が公開されるのも知っていたのですが、連休中で絶対混んでるだろうと思って断念したまま、気が付けば閉会間近…。平日でしたが、やっぱり混んでました。
 いつもは音声ガイドは借りないのですが、音声担当が弥太郎を演じる香川照之さんということで、思わず借りてしまいました。基本的に、香川さんが普通にガイドしてくれているんですが、岩崎弥太郎に関するガイドの時は「スペシャルトラック」ということで、弥太郎としてガイドしてくれました。ちゃんと大河ドラマの時のように、弥太郎のテーマ曲がしっかり流れてて、思わず笑い出しそうでした。
 一昨年、高知の龍馬記念館で見た史料なども多かったんですが、龍馬だけではなく、龍馬を取り巻く環境や人にもスポットを当てていたので、面白かったです。今回、一番印象に残ったのは、平井収二郎の辞世の句でした。漢詩を紙に爪で引っ掻いて書いたものなんですが、ちょっと離れて見ると、白い紙にしか見えないんです。しかし、近くでよくよく見ると、紙に文字を引っ掻いてるのが判るんですよ。多分、辞世の句を受け取った人か、後々保管している人かが、引っ掻いた横に小さく文字を書き込んでたり、引っ掻いた上に赤で文字が判るようにしているんですが、所々に「恨」や「怨」という文字も見えて、彼の無念さがいかほどのものだったのか、想像を絶するものを感じました。
 帰りに、今回の図解集と、龍馬の家紋手ぬぐいを購入して帰ってきました。ミュージアムショップも楽しかったですが、思ったよりも展示を見るのに時間が掛かって、ショップまではじっくりと見ることが出来ませんでした。博物館や展示物は、誰かと一緒に行くのがいいと思っていたんですが、一人は一人でそれなりに楽しいもんですね。でも、見た後で色々と感想を言い合える楽しさも捨てがたいですが。
 とりあえず、高知・安芸の中岡慎太郎の記念館に行きたい! 今の大河ブームが終わったら、長崎・海援隊史跡巡りがしたい! 今日、帰って来てから思ったことでした。